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お料理

四季折々の佐渡の味をご堪能ください


佐渡でしか味わえない食のおもてなし

佐渡は暖流と寒流が交差する豊かな漁場であるとともに、「日本列島の縮図」とも言われる多様な植物が育つ土地です。水産物や農畜産物の種類も多く、佐渡島内では四季折々の新鮮な食材を楽しむことができます。また佐渡は安全でおいしい米づくりや、美しい景観、農文化などが評価され、2011年に日本で初めて世界農業遺産に認定されました。佐渡の海の幸・山の幸を味わいながら、棚田の風景や伝統的な暮らしと歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。



ご夕食

季節ごとの佐渡の食材を活かして、一品一品真心を込めたお料理でおもてなしいたします。


季節の海山会席

当館名物の「烏賊墨釜飯」「アゴ出汁(飛魚)の茶碗蒸し」、「佐渡の島黒豚」を含めた標準的な料理コースです。佐渡島の海・山の恵みを活かした季節の和会席料理をお楽しみください。
*前菜~デザートまで含め11品


佐渡海鮮会席

海の薫り広がる「鮑とサザエの陶板蒸し」がメインの佐渡海鮮会席。鮮度抜群の活鮑を箸だけでも食べられるように一口サイズに調理してご提供。和風出汁で蒸し上げる、ふっくら鮑と四季折々に味わいのある佐渡島の海の幸をたっぷりとお楽しみください。
*前菜~デザートまで含め11品


佐渡牛会席

「佐渡牛角切り陶板ステーキ(100g)」、佐渡牛を使用した「ビーフシチューパイ包み焼き」がメインの佐渡牛会席。佐渡島の新鮮な魚介類も含め、肉料理と海鮮料理の両方がお楽しみいただける料理コースです。島外ではほとんど流通しない幻のブランド和牛「佐渡牛」。甘みのある深い味わいの上質な脂を、佐渡の島塩とともにご堪能ください。
*前菜~デザートまで含め11品


お子様向けご夕食

お食事の時間が思い出のひとときとなるよう、お子様の大好きなメニューを彩り楽しく詰め込みました。
*未就学児~小学生低学年のお子様向けのお料理です



ご朝食

佐渡ならではの郷土料理と炊きたてふっくらコシヒカリ、体に優しい島のご朝食で爽やかな朝をお迎えください。


佐渡には新潟県でとれる海藻の約7割をまかなえるほど、良質な海藻類が育つ条件が揃っています。ワカメ、ナガモ、ギンバソウ、モズク、アラメ、岩ノリなど種類も多く、島内では海藻を使った様々な料理が食べられています。当館では、アゴ出汁(飛魚出汁)に海藻をさっとくぐらせて味わうオリジナルメニュー「海藻しゃぶしゃぶ」をメインにご用意しております。爽やかな海の景色とともに海の恵みを味わう、ゆったりとした朝の時間をお楽しみください。

※ご朝食は、お一人様ごとの和食メニューでのご用意となります。
※その他、ドリンク、和洋サイドメニューをビュッフェ形式にてご用意しております。(オフシーズンは休止の場合がございます。)
※現在、感染症対策の一環として、サイドメニューは取り止めております。

海と大地がはぐくむ、ミネラル豊富な海藻

佐渡周辺の岩礁海岸では大地の栄養素が河川から流れ出し、豊かな自然環境のなかで良質な海藻が育ちます。平安時代の法典「延喜式」では、海藻の貢納国として伊勢・志摩・紀伊に次いで「佐渡国」が並ぶほど、古くから海藻に恵まれた地域だとされています。佐渡の北部ではアラメ、南部ではナガモ、ギンバソウなど、とれる海藻の種類は地域によって異なり、様々な海藻料理が食べられてきました。


アラメ

4~6月に収穫され、天日干しの他「板アラメ」として出荷されます。ミガキニシンやサンマをアラメで巻いて甘辛く煮た「アラメ巻き」は佐渡の郷土料理として受け継がれています。

ナガモ(アカモク)

1~3月に収穫される、独特の粘りとシャキッとした歯ごたえが美味しい海藻です。刻んで茹でたものが冷凍品として販売されており、地元ではそばやご飯にかけて食べています。

ギンバソウ(ホンダワラ)

1~3月に収穫されます。佐渡では昔から珍味として食べられてきました。プチプチとはじけるような食感です。

モズク

花モズクは6~7月、石モズクは7~8月に収穫されます。主に酢の物として食べられています。コリコリした食感と特有のぬめりが食欲をそそります。

ワカメ

佐渡は新潟県の主なワカメ産地で、その大半が養殖です。3~5月頃、新芽が出た時期に収穫し、大半は乾燥品として出荷されます。塩蔵品もあり、こちらはつるりとしたのど越しと歯ごたえを楽しめます。

コンブ

佐渡では2011年に「佐渡コンブ研究会」が発足し、食用コンブの養殖が始まりました。2020年から試食会や試験販売を行っており「佐渡産コンブ」として定着することが期待されています。


お料理のご提供について

■お料理内容について
お料理内容は、季節や天候・市場の状況によって変更させていただく場合がございます。
【夕食について】
小学生高学年でお申し込みのお客様は、大人料理に準じた内容となります。
幼児(食事あり)でお申し込みのお客様は、お子様向け料理となります。
【朝食について】
小学生高学年のお客様は、大人と同じ料理内容となります。
幼児のお客様は、一部をお子様向けメニューにアレンジしてご用意しております。
【連泊のお客様へ】
連泊でのご予約のお客様には、2泊目以降は夕食・朝食ともに料理内容を変更してご提供いたします。

■食事会場の営業時間
ご夕食/ 18:00~21:00
ご朝食/ 7:00~9:00
※混雑状況によって早めに会場オープンする場合がございます。


アレルギー対応について

食物アレルギーで食せない物については、事前にご連絡ください。
重篤のアレルギーや、エキス・出汁・つなぎ等のアレルギー成分除去については対応できない場合がございます。




歴史とともに発展してきた佐渡の食

佐渡の食は、佐渡金山の発見や、北前船の寄港で新しい食材や食文化が持ち込まれたことにより発展してきました。現在佐渡で食べられている郷土料理を見ても、佐渡をとりまく歴史の名残が感じられます。


金山開発やトキ放鳥など、地域一体となって歩んできた農業の歴史

佐渡では金山開発が進む中で、急拡大した人口に対して食糧が不足。それを解決するために開拓が行われ、中山間地域や海岸沿いの丘陵地にも田畑ができました。金山開発で培った土木技術を活用して新田には用水路が作られ、開拓された田んぼは、五穀豊穣を祈る神事(祭り)とともに地域が引き継いできました。神事は地域の結束力を強めるものとして、開拓・田植え・稲刈りといった農耕作業と深く結びついています。現在の佐渡の農業人口は、10年前と比べると100人以上減っていると言われていますが、米の圃場面積はほとんど減っていません。これは農業を地域で行う伝統があるおかげなのかもしれません。

また佐渡では2008年のトキの放鳥をきっかけに環境に優しい農業を認定する「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」がつくられました。この制度ができたことで「トキの餌場確保」と「生物多様性の米づくり」を目指し、化学農薬・化学肥料の削減や、多様な生き物を育む技術の活用、エコファーマー認定の取得といった環境保全型農業が佐渡島内に広がっています。


島根県石見からの移住者が支えた佐渡の漁業

佐渡はイカの産地として知られていますが、中でも佐渡市姫津はイカの漁獲量が県内一。初夏から秋にかけてスルメイカ漁が行われており、毎年7月中旬には「姫津いかイカまつり」が開かれています。この姫津集落のルーツは島根県石見(いわみ)。石見銀山・佐渡金山で奉行を務めた大久保長安が、佐渡金山開発に伴い拡大した食糧需要をまかなうため、石見の漁師を移住させ漁業に従事させたと言われています。

現在の佐渡では、スルメイカの他にも様々な魚介類が水揚げされます。中でも佐渡寒ブリ、南蛮エビ(甘エビ)、ナガモの味わいは全国トップクラス。さらにベニズワイガニ、アワビ、サザエ、イワガキやマガキなど、季節ごとに様々な魚介類を楽しむことができます。


北前船が運んできた新しい食文化

江戸時代から明治時代まで、北前船を通じて各地から佐渡へさまざま食材がもたらされ、新しい食文化が生まれていきました。そのうちの一つが昆布とニシンが結びついた昆布巻き。新潟市では鮭を巻くことが多いのですが、佐渡ではニシンを使うのが一般的です。また佐渡の家庭では地元で採れる海藻、アラメを使ったアラメ巻きも食べられています。佐渡の郷土料理「いごねり」もまた、北前船によって九州の郷土料理「おきゅうと」が伝わったと言われています。「いごねり」は紅藻の一種エゴノリを煮溶かして固めたもので、食物繊維の多い郷土の健康食品として島内で食べられています。


古くから受け継がれてきた佐渡の畜産業

佐渡市相川では、新潟県内の他の地域に先駆けて乳牛の飼育が始まりました。いち早く酪農が始まったのは、当時金山にいた外国人技師たちのためにチーズやバター等の乳製品の需要があったことも理由のひとつと言われています。現在島内で乳製品を製造している「佐渡乳業」が設立されたのは2004年ですが、その前身となった酪農農業協同組合連合会が設立されたのは1955年。さらにさかのぼると、1884年には酪農企業として佐渡牧畜株式会社が設立されており、佐渡の酪農が古くから受け継がれてきたことがうかがえます。

現在、佐渡の畜産生産額の占める割合は、米・柿に次いで3番目に高くなっています。そのうち酪農と肉用牛の生産については、佐渡の畜産生産額のほとんどを占めており、とくに中山間地域を支える重要な品目となっています。肉用牛は、最高級和牛となる黒毛和種の子牛の生産が盛んに行われていますが、生産された子牛の8割以上が飛騨・村上といった有名産地に出荷されるため、佐渡牛は「幻の牛」と言われるほど希少で島外にはほとんど流通していません。脂に甘みがあり、やわらかな肉質の佐渡牛は、佐渡島にお越しの際にぜひ召し上がっていただきたい食材の一つです。


佐渡の酒

江戸時代の中頃、佐渡では金銀の産出量が次第に少なくなり、島民の生活が困窮してきていました。当時の佐渡奉行は、佐渡の特産品を増産して他国に販売する政策や国産品自給政策(現代の地産地消)で酒をはじめとする佐渡産の品物を買うようにとのお触れを出し、不況を乗り切ろうとしました。このようなこともあり、それまで町中で行われていた酒造りが農村へも広がり、佐渡産米が酒造りの原料としても使われるようになりました。「佐渡酒誌」によると1887年から佐渡島内で酒類品評会が始められていたことがわかっています。また1915年以降、全国清酒品評会で佐渡の酒が受賞した記録があり、島内で切磋琢磨してきた酒造技能が全国的にも評価されるようになっていったことがうかがえます。


「果樹の島」佐渡の芳醇なフルーツ

佐渡島の中央には"植物の境界線"とされている北緯38度線が通過しています。こうした地域は日本でも珍しく、寒い地域で多く育てられている「りんご」や、温かい地域で代表的な果物「みかん」の両方が栽培されています。ホテル万長から車で約40分の西三川地区は、代表的な果樹の産地。西三川ではみかんとりんごの木が並んで植わっているという珍しい風景を見ることができます。西三川の生産者組合ではこの独自の風土を活かし、全国各地と取引できる産地として知られるようになりました。また佐渡のフルーツと言えば「おけさ柿」が知られています。とくに栽培が盛んな羽茂地区の柿は、昭和20年代に全国果実品評会で優秀な成績をおさめ、銀座の果実専門店千疋屋に出荷されたことで関東での知名度が飛躍的に上がりました。そうした歴史もあり、上品な甘さと口の中でとろけるような食感で愛されるおけさ柿は、佐渡を代表するフルーツとなっています。その他、新潟のイチゴブランド「越後姫」や西洋梨の「ルレクチェ」、高級イチジクの「ビオレ・ソリエス」、薄橙色の「トキ色メロン」にサクランボの「佐藤錦」など、「果樹の島」佐渡では個性豊かな果物を味わうことができます。


島自慢の原木しいたけ

佐渡は原木乾しいたけの名産地で、新潟県で生産されている約9割が佐渡産となっています。原木乾しいたけとは、ナラ等の原木にしいたけの種菌を植え、自然の中でじっくりと育てたしいたけを乾したもの。佐渡の原木乾しいたけは傘が肉厚で食感がよい上に旨味が強く、全国市場で高く評価されています。
佐渡では生産者団体と市と県が協力して、毎年100名を超えるきのこ生産者が生産技術を磨いています。こうして培われた高い技術により、見事な乾しいたけが年間十数トン生産されるようになりました。また、しいたけ栽培に使われているナラの木は、伐採すると切り株が再び成長し20年ほどで原木として利用できるようになります。ナラの木が成長を繰り返す際に温室効果ガスのCO2が吸収され、様々な動植物が住むことのできる森づくりに役立つことから、しいたけ栽培は森を元気にする役割も担っています。